冴羽が登場する。初出は、「エンジェルハート 公式ガイドブック」。
「幼な馴染み」は、「こち亀」こと、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の
両津が出てくる。鮫島の理解者の一人、鑑識の藪と、両さんは、そういう関係
だったのかと、初めて知った。\(^O^)/
初出は、「小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
当たり前だが、大沢在昌は、こういうコミカルなものを書かせても、うまい
ね。ちょっとほろ苦く、甘酸っぱい。
[URL]
エンジェル・ハート公式ガイドブック (Bunch comics) [コミック]
北条 司 (著)
[URL]
こちら葛飾区亀有公園前派出所 小説 (集英社文庫) [文庫]
今野 敏 (著), 柴田 よしき (著), 逢坂 剛 (著), 東野 圭吾 (著),
石田 衣良 (著), 大沢 在昌 (著), 京極 夏彦 (著),
日本推理作家協会 (監修), 秋本 治 (原著)
「雷鳴」は、文体も視点も変えてあって、しかし、緊迫してて面白かった。
「水仙」は、どれかの作品の後日談っぽく思ったけど、違うのかな。
「霊園の男」は、第9作「狼花」の後日談。「狼花」から、後日談として、
こういう作品が書けるんだ。やっぱ、プロの作家、一流プロは怖いね。
ほかの作品も、バラエティに富んでいて、テーマ、文体、視点、会話、スト
ーリーのひねりなど、いろんな味付けをして、大沢在昌の芸の広さ、確かさを
見せつけている。
プロの作家、一流プロは怖いわと思った。いや、ほんと。
これで思い出した。
この前、J:COMの囲碁・将棋チャンネルの「将棋連盟が選ぶ注目の一局」が
すごかった。
杉本昌隆七段と久保利明九段の将棋。二人とも、振り飛車党だから、普段、
居飛車の将棋は指さないのに、なぜか、相居飛車の横歩取りという戦型になっ
た。しかも、まったくの専門外であるにもかかわらず、横歩取りの最新形での
戦い。
怖いわ。トッププロの研究の深さ、懐の深さを思い知らされた。
裏芸でも、こんなにすごい。普段は、クラシックしか演奏しないのに、ジャ
ズをやってもすごかったみたいなもん。
そういう懐の深さを、この短編集にも感じた。
ぼくは、ノベルスとハードカバーでもっているけど、いま、光文社文庫で再
発売されてますね。そして、ちょっとびっくりしたのが、Kindle版もあること。
リスト。
■1
[URL]
新宿鮫 (光文社文庫) [文庫]
大沢 在昌 (著)
Kindle版。
[URL]
新宿鮫 (光文社文庫) [Kindle版]
大沢 在昌 (著)
■2
[URL]
毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫) [文庫]
大沢 在昌 (著)
Kindle版。
[URL]
毒猿 新宿鮫II: 2 (光文社文庫) [Kindle版]
大沢 在昌 (著)
■3
[URL]
屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫) [文庫]
大沢 在昌 (著)
Kindle版。
[URL]
屍蘭 新宿鮫III: 3 (光文社文庫) [Kindle版]
大沢 在昌 (著)
■4
[URL]
無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫) [文庫]
大沢 在昌 (著)
Kindle版。
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