「ギャングース」、東日本大震災直後の建設現場窃盗団、闇の震災マーケット、ニッポン地下市場大全
2013-03-17


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 モーニングで連載が始まったマンガ、肥谷圭介、鈴木大介「ギャングース」
の連載第2回では、発発(発動発電機)などを工事現場から盗んで転売する窃盗
団の話が出てくる。
 3.11の東日本大震災直後には、そういう窃盗が多発したことも、欄外のメモ
にある。

[URL]
ギャングース

 これで思い出したのが、
[URL]
ニッポン地下市場大全 (別冊宝島)
(別冊宝島 1837 ノンフィクション) [大型本]
 あ、文庫もあるね。
[URL]
ニッポン地下市場大全 (宝島SUGOI文庫) [文庫]
別冊宝島編集部 (編集)

 私がもっているのは、別冊宝島のムックの方。
 この巻頭グラビアに、
震災当日に突如出現した巨大犯罪市場「震災マーケット」の真相
として、写真や文章が載っている。
 もっと詳しい話は、記事として、
「追跡180日ルポ!震災地下マーケットの全貌」
が22ページから載っている。
 この記事、震災後の時系列で、どういう闇市場ができて、どう変化していっ
たかが表になっていて、実に興味深い。ほかにも関連記事があれこれある。
 建材ボードやら、仮説トイレやら、盗まれまくり。警察も警備会社も震災の
大混乱で手が回らないからね。これを闇で高値で売りまくって大儲け。
 盗んできてさばくまで、一時保管しているところを襲う連中もいる。これ、
上記「ギャングース」がやってるのと同じね。犯罪者を襲えば、警察に被害を
届け出ることができないからね。
 水没した車や水死体から、金目の物をはぎ取って売ったり、鬼畜な話がいっ
ぱい。
 原発事故で、放射能に汚染され、みんな逃げてるところに、空き巣狙いで、
若い連中を集めて空き巣しまくりで、儲けた奴とか、いろいろいたらしいからね。
 原発周辺の立ち入り禁止区域に入るための通行許可証が高値で取引されたり、
偽造が出回ったりの話もある。
、震災ボランティアに化けて被災地に入って、窃盗・略奪できる場所の情報を
集めた情報屋もいる。
 死者・行方不明者を生きていることにしたり、逆に生きている人間を死んだ
ことにするといったゴーストを作る手口で稼いだり、人の不幸に乗じて何でも
金に換えるすごい話がごろごろ。
 おくりびと、美容師、メイクの人たちが、ボランティアで入って、不眠不休
で死に化粧をして、ご遺族の気持ちを少しでも慰めようとしていた裏では、そ
んなことが横行していたわけ。
 警察も機能しないから、殺しても捜査不能。邪魔な奴を消すのにも絶好の機
会だったんだろうね。それこそ、殺して、原発周辺の山奥に埋めたら、何10
年も発見されないだろうしね。これ、いまでも、やってるかもね。^^;
 あれだけの大震災でも、日本人は、強奪、略奪、窃盗をせず、非常に立派な
国民だと、世界のマスコミが報道してくれたけど、まあ、水面下はどろどろよ。
 何度も書くが、ヤクザは、何でも金に換えることに関しては、ほんと、頭い
いよ。サッカーのフォワードでいえば、決定力がありすぎる。\(^O^)/
 最強・最凶の裁定取引者だよね。
 あ、ヤクザだけじゃなくて、本書では、不良と書かれているが、半グレって
いうんですか。あの連中も、すごいね。まさに「ギャングース」の連中。

 なお、ヤクザや不良は、あれだけの大災害の中でも、どうやったら大儲けで
きるかわかったので、首都直下型地震や東海地震でどうやればいいのか、ちょ

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