技術者が原発を語らない、経営しない、政府と東電の不思議
2011-12-19


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
池上彰の「学問のススメ」
歴史も経営もそして政治も「科学する目」を持とう
加藤陽子・東京大学文学部教授に聞く【最終回】

--- ここから ---
池上:日独両国は、工業生産においては、負けたあの戦争を「役立てた」わけ
ですね。となれば、今回の原発事故も、二度と同じ間違いを犯さないように、
あらゆる経験を未来に「役立てる」必要があります。「役に立った原発事故」
にするには、何をすればいいのでしょう?

加藤:たしかに、今なお、地震や津波や低線量被曝の被害に苦しんでいる人々
にとって、「役に立った」という言葉は、なかなかつらいものがあるかと思い
ます。ダワーの書名ではないですが、つらさを胸に「抱きしめて」、事故の内
容を多角的に検証し、未来に残したいですね。
--- ここまで ---

 事故の直後に、この事故をチャンスと取られて無駄にしないようにするとか
なんとかと言って非難された人がいたそうだが、率直に言って、事故が起きた
とき、「やった。これで絶対に実験できない状況のデータが得られる。大チャ
ンス。\(^O^)/」とまで思う必要はないが、「これを絶対無駄にはしない。
可能な限りのデータを取って、分析して、将来に役立ててやる。絶対に未来を
創ってやる」と思う奴じゃないと、科学者、工学者、研究者、技術者としてや
っていけない。技術者だけじゃなくて、政治家や行政の人間も同じだろう。
 事故からいかに未来につながる教訓、糧を引き出せるかどうかが鍵。
 それを言葉尻をとらえて、避難するのは、単なる感情の爆発。バカなマスコ
ミは飛びつくけどね。

--- ここから ---
池上:原発事故を後世に役立つかたちに残すには、「理系の視点」「科学の目」
を継ぐ人たちを育てていかなければいきません。ところが、今のメディアの論
調や世論で「情緒的な」反原発のトーンだけが強くなると、たとえば東京大学
工学部で原子力工学を志そう、という学生がどんどん減ってしまうおそれがあ
る。
--- ここまで ---

 まさに、廃炉にするにも、原子力工学の研究は必要なのに、こういう当たり
前のことをいっても、味噌もクソも一緒に、原発推進派のレッテルを貼るバカ
が多すぎる。
 こういう連中が、何でも放射能怖い怖い症候群。リスクは0%以外は認めな
いとか、安全は100%じゃないと認めないというバカと、かぶっている。
 風評被害も、こういうバカのせい。
 どちらも感情論でしか動けない動物状態なのが共通項。あれでは、人間、す
なわち、理性のある知的生命体とは認められないよ。
 リスクの意味がまるでわかってないし、生きているとリスクがどれほど大き
いのかわかってない。そんなにリスクが心配、安全100%がいいのなら、早く
自殺しろ、そうすれば100%安全で、心配する必要がなくなる。これ、半分以
上、本気の話。ああいう連中は、それくらい極端な話を感情に任せて、声高に
やっている。

関連:
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リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理
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おかしな原発報道。放射線量の測定、自分でできるはずなのに、くれくれ君。
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怖がりすぎても健康被害 原発事故による被ばく

 原発事故が落ち着いてきたせいか、最近、やっと集団ヒステリーが収まりつ
つあるが、チェルノブイリ後のことを繰り返すとするなら、今度は、原発のこ
とをころっと忘れて、別の何かで集団ヒステリーになる。

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