カズオ・イシグロ、ジョイス、フィネガンズ・ウェイク、ユリシーズ

コメント(全2件)
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たまどん ― 2011-05-17 14:21
ジョイス作品・・「ユリシーズ」のハードカバー上下二巻、そんな値段なのね。ビックリ。読みにくいの何の・・・。ゆるい小説ばかり読んでいたから、体質的に腹回り同様にゆるんでしまって、丸谷文体に追いつけない体になってしまったから、下巻の半分まで読み進んで挫折。コルタサルの「石蹴り遊び」集英社文庫版土岐恒二訳は何とか完読したけど。
こがらし ― 2011-05-17 22:08
> Ulysses (Wordsworth Classics) [ペーパーバック]
> James Joyce (著), Cedric Watts (序論)
> ペーパーバック: 736ページ
> 出版社: Wordsworth Classics (2010/01)
> は、いま、たったの255円。あまりに日本語訳と違うね。

Wordsworth Classics シリーズは、ページ数に関係なく、一律この値段みたいです。
(出版社のサイトを見ると、最近値上げしたみたいですが)

こちらは試しにディケンズのデイヴィッド・コパフィールド購入してみましたが、
岩波文庫で5分冊となっているものが、1冊770ページに収まり、やはり250円程度。
[URL]

しかも当時の挿絵入りというだけではなく、解説や関連図書一覧まで入ってこのお値段。
サイズの大きめな本で、紙質や製本も (ペーパーバックとしては) 並のできといえます。

なんでこんなに安いのか、やはり気になりますが、出版社の説明では、著作権切れの古い本をスキャンし、
テキストを起こすまでの作業を自動化しているため、安く出版できるのだとか。

Doverの専門書もふくめ、英語圏には驚くような低価格の本がいろいろとありますが、
それも英語人口の大きな市場があるからこそ、実現できることなのでしょうね。

余談ですが、ディケンズの挿絵を描いていた画家 (Phiz) には、現在もファンが多く、
コパフィールドの挿絵は、下のサイトなどでもすべて見ることができます。
(Wordsworth版、岩波文庫版、どちらにもこの挿絵を収録)
[URL]

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