いまイチオシのScala本、「オブジェクト指向プログラマが次に読む本−Scalaで学ぶ関数脳入門」
2011-02-25


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
プログラミングScala, Steps in Scalaなど。
で紹介した
[URL]
オブジェクト指向プログラマが次に読む本 -Scalaで学ぶ関数脳入門 [単行本 (ソフトカバー)]
株式会社テクノロジックアート (著), 長瀬 嘉秀 (監修), 町田 修一 (監修)
 買って読みました。
 タイトル長いので、スカカンにする。Scalaのスカと関数脳のカンね。

 スカカンは、これ、いま一番いいScala本と思った。
 前半、軽く飛ばしつつ、パターンマッチのところもいろんな使い方を解説し
てあるなあと思ったりして、第7章の型から腰を据えて読んだが、わかりやす
い。
 おれ、型変位のこと、これでさっくりわかった。
[URL]
Scalaスケーラブルプログラミング[コンセプト&コーディング] (Programming in Scala) (単行本)
Martin Odersky (著), Lex Spoon、Bill Venners (著), 羽生田 栄一 (監修),
長尾 高弘 (翻訳)
だと、細かい話があれこれ出てきて、おれ、頭、悪いからよくわからなかった。
どうせ、ライブラリ作らないしなどと思って。でも、スカカンで、ざっくりさ
っくりわかった、
 第8章 並行プログラミング、第9章 メッセージパッシングとアクタープログ
ラミングも、並行プログラミングの基本からアクターモデルまで非常にテンポ
よく解説してあって、とてもよいと思った。
 第10章 言語処理プログラムとパーサーコンビネータと第11章 DSLもいい調
子。
 本書の最初のほうは、関数型言語でのイディオムの紹介が多い。それが、関
数脳にするということだが、Scalaの基本文法などは、付録 Scala入門にある
ので、そちらを眺めながら学ぶということですね。

 C, C++, Java, Perl, Ruby, Pyhtonなど命令型言語しか知らない人には、
たしかにお薦め。
 Haskell, Erlangなど他の関数型言語を知っている人にも、JVM(Java仮想マ
シン)での言語であり、オブジェクト指向とのハイブリッド言語である点が、
興味深いと思う。
 JVMで動くと、膨大なJavaのライブラリがScala的に簡単に使えるし、おれ個
人はJavaの国際化基盤がしっかりしているところが安心感がとてもある。実行
スピードもPerl, Ruby, Pythonより何倍も速いし。
 Lisperにもお薦め。というのは、Scalaはなかなか便利だから。ま、DSLなん
かLisperには当たり前というか、LispのプログラムはDSLの固まりだけどね。
 あ、Lisperには、JVMのLispとしては、Clojureもいいですよ。
[URL]
プログラミングClojure (単行本(ソフトカバー))
Stuart Halloway (著), 川合史朗 (翻訳)

 おれ、アマゾンにインスタンストア、作っちゃった。
 毎回、好きな言語の本のリストを作るの面倒だとやっと気づいた。^^;

[URL]
中村正三郎のマイストア

 おすすめ商品に、
「オブジェクト指向プログラマが次に読む本 −Scalaで学ぶ関数脳入門」
をいれときました。

関連:
[URL]
Stuart Halloway著、川合史朗訳「プログラミングClojure」

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