日本語ソート、日本語照合順番、和暦、陰暦。旧暦、南北朝、日本語組版
2011-01-14


世界のどこにも、こういうパソコンのデータベースソフトはなかった。いま
でもないでしょう。パソコン以外のデータベースでもないかもしれない。

[URL]
用語集「や」のユリウス日
--- ここから ---
ユリウス日

DBProの日付型データはユリウス日で表現されています。
ユリウス日とは,紀元前4713年1月1日から数えた日数のことで,スカリゲル(J.
J.Scaliger)が考案し,主に天体観測に用いられています。紀元1599年以前は
ユリウス暦,1600年以降はグレゴリオ暦で計算されており,1582年10月5日か
ら14日までの10日間は存在しないため計算されません。
ユリウス暦(Julian calendar)とは,1年を365日として,4年に1度のうるう年
の追加を行なった暦のことで,紀元前46年にシーザー(Julius Caesar)が制定
しました。ちなみに当時のうるう日は2月24日の繰り返しでした。DBProでは,
うるう日は2月29日としています。
グレゴリオ暦(Gregorian calendar)とは,ユリウス暦に加えて400年に3度のう
るう年の削除を行なった暦のことで,ローマ教皇グレゴリウス13世(Gregory
XIII)が1582年10月15日に採用しました。その前日は10月4日でした。英国では,
1752年9月3日を9月14日としました。日本は,1872年(明治5年)12月3日を1873
年1月1日としました。
DBProで求まるユリウス日を実際に天体観測等に応用するには,日本標準時を
グリニッジ標準時に変換することと,時刻を小数点以下の値として加味する必
要があります。
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 以前も書いたが、暦を定めるのは、絶対権力者の特権だった。だから、天下
を取ったら、新しい暦を制定したりする。

関連:
[URL]
シリーズ現代の天文学 岡村定矩編「人類の住む宇宙」

 JIS漢字の改訂、日本語照合順番や日本語組版のJIS化を主導した芝野耕司さ
んとは、日経MIXで知り合った。
 芝野さんは、日本語情報処理の基準になる規格が不足していることに大きな
問題意識を持っていた。日本語ソートの基準になる照合順番の規格がないこと
も気にしていて、ソフトヴィジョンで、酒井社長、石野さんなど我々が日本語
ソートをやっていることも知っていて、直接の実装には、おれは関わっていな
いが、芝野さんとは、あれこれ話もした。というより、色々、教わった。
 DBProの日本語ソートを作るときには、あれこれ調べたら、たとえば国語辞
典、電話帳では、並び順が違う。どうすればいいのかという話になって、国立
国語研究所まで話を聞きに行ったりしたのも懐かしい思い出だ。

 芝野さんは、いま、東京外国語大学(東京外大)なので、そこに紹介がある。
[URL]
--- ここから ---
{日本語情報処理} マルチメディアへの関心から通産省のSGML懇談会の設置を
提案し,代表幹事を務めた。このことから電子文書処理,特に,日本語文書処理
に関する標準の不在の問題を痛感し,一連の日本語情報処理関係のJISの開発を
提案した。開発したJISは,日本語組版関係のJIS X 4051及びJIS X 4052並びに
日本語照合順番JIS X 4061及びJIS X 4062仮名漢字変換辞書交換形式,JIS X
4063仮名漢字変換ローマ字入力方式などがある。特に,日本語組版は,MS Word
などのほとんどのワープロやDTPで用いられているほか,W3Cでのルビ仕様にも
大きな影響を与えた。
--- ここまで ---

 改訂したJIS漢字については、JISの公式の規格書とは別に、JIS漢字字典と
いう辞典が出ている。
[URL]
乳の詫び状(1997/12/08)から
--- ここから ---
 ついでにいうと、芝野耕司編著「JIS漢字字典」(日本規格協会)は、コンピ
ュータ屋は無条件ソッコー買いです。あるいはワープロ漢字辞典の類がほしい

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