ラグビートップリーグ プレーオフ準決勝
2010-01-24


ASAHIネット([URL] )のkick/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 ラグビートップリーグ プレーオフ準決勝の東芝ブレイブルーパス対サント
リーサンゴリアスの府中ダービー。
 JSportsを録画して観ましたが、なんと、東芝が35-24で逆転勝ちました。
 この前のリーグ戦での府中ダービーは、サントリーが59-22の圧勝でした。
 東芝はケガの選手が戻ってくるとはいえ、リーグのラウンドロビン(総当た
り戦)を無敗でプレーオフに出てきた今年のサントリーの充実ぶりからして、
サントリー優位は揺るがないところでした。しかも、東芝はキャプテン廣瀬が、
ケガで欠場。ウォーターボーイをやってました。

 試合は、前半の前半は膠着状態でしたが、サントリーが東芝ゴール前に迫っ
てトライかという場面で、東芝のプレッシャーもあってミス。そのボールを拾
って、東芝が一気にカウンター。見事なパスワークで先制トライ。
 これは東芝ペースになるのかと思ったら、さすがサントリー。地力を出して、
以後、3連続トライで、同点、逆転、突き放しと見事な攻撃。それもバックス
で取って、長友の個人技で取って、さらにFWがモールで押し込んでと、違うパ
ターンでやり放題の3トライ。これは何点取るんだろうという勢いでした。
 前半は7-21で終了。後半、サントリーは風上らしいので、まあ、この前より
は点差は縮まるだろうけど、サントリーの勝利と思ったのに、後半は全く前半
と逆。
 いま、思えば、前半ロスタイムでのサントリーのPGをピシ選手が決めていれ
ば、ほんとに試合は決まってたかもしれません。結果論ですが。

 東芝は後半の先制点を取ると、攻め続けて、同点。さらには、逆転とトライ
を重ねるのに、サントリーはノートライで1PGの3点のみ。それだけ、東芝の
守備がよかったということなんでしょう。
 前半でも、ブレイクダウンの球の奪い合いで東芝が根性をみせていて、サン
トリーらしい早い球出しができない状態でした。そこで、サントリーは、キッ
クやモールを多用して、うまく流れを取り戻して、3連続トライにつなげて修
正能力の高さをみせたのに、後半は東芝が修正能力をみせて、別のチームにな
っていました。
 以前も書いたけれど、トップリーグが始まったころの開幕戦かな。東芝府中
(当時)対サントリーの試合。前半は、東芝府中がやり放題で、21-0。楽勝なの
かと思ったら、後半は、サントリーがやり放題で、0-21。結局、21-21の引き
分け。あのゲームを思い出しました。

 トライのプレーでは、東芝の先制トライのカウンターとパスワークもうっと
りするくらいよかったけれど、サントリーでは、長友選手の個人技が素晴らし
かった。
 東芝のFW二人にタックルされて、完全につぶされたと思ったのに、もぐらが
地面から飛び出したみたいに、つぶされたはずの地面からするする抜け出して、
あとは華麗なステップでトライ。東芝の選手は、何が起こったかわからない感
じでした。ビデオで巻き戻してみても、どうやって、あの状態で地面から突然
飛び出したみたいに抜け出してきたのか、わかりません。
 東芝では、後半の反撃の狼煙を上げた望月選手のトライ。自陣ゴール前でタ
ーンオーバーして逆襲。望月選手にパスが通る。望月はFWで足は遅い。でも、
懸命に走りつつ、ハンドオフで守備を3人かわして、必死で走る走る。最後は、
2人にからまれたけれど、ゴールに倒れながら滑り込み。この試合はビデオ判
定が導入されていたので、ビデオ判定になった。判定に時間がかかったけれど、
結果はトライ。FWの選手は一般に足が遅いけれど、懸命に独走すると、会場が
沸きますね。
 もう1つは、東芝のFB立川選手の個人技。これも自陣からのカウンターから、

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