Re: ウェザー・リポート「フォアキャスト:トゥモロウ」
2008-09-08


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
---
[URL]
ウェザー・リポート「フォアキャスト:トゥモロウ」
の続き。
 上記で書いたように、
[URL]
Forecast: Tomorrow [Best of] [Box set] [Enhanced] [Import] [from US]
Weather Report (アーティスト)
を買った。
 ぶるさんが、ウェザー・リポートを持ってない人は、これで揃えるのも悪く
ないといってたのも道理。とてもいい。
 ただ、スタジオ録音だと、おれの好きな時期、このボックスでいえば、ディ
スク2に相当する部分、この時期のいい曲が抜けている。
 「A Remark You Made」(バラードの名曲)や「Teen Town」(ジャコのベース
が大活躍)が入ってないのが大いに不満。
 などと思ってたら、1978年9月28日、ドイツのオッフェンバッハでのライブ
DVDがすごい。
 もう、好きな曲、全部、入っている。不満解消。\(^O^)/
 いやあ、よく4人でこれだけの音世界を作るよね。30年前のことなのに、い
ま、聴いてもすさまじい。
 本作には分厚い小冊子が付いているが、このドイツのライブの模様は、ドラ
ムのピーター・アースキンが思い出を書いている。
 ベースのジャコが死に、キーボードで作編曲のジョー・サヴィヌルも先ごろ
亡くなったし、聴いていて感慨深い。

 この4人、どの人も一騎当千の兵だが、改めて聴いて、ウェイン・ショータ
ーは、やはり素晴らしいなあ。たった一人で吹きまくる「Thanks For The
Memory」は、圧巻。
 ザヴィヌルは、キーボードをとっかえひっかえ、左右の手でいろんなパター
ンを弾きまくってますね。あれで音の厚みを支えているんだね。
 アコースティックピアノを弾かせてもめちゃくちゃうまいですね。知らなか
った。いつもエレクトリックピアノやシンセなど電気・電子系のキーボードだ
し、ソロも派手なアドリブやらないし、コンポーザー・アレンジャーとしては
抜きんでた力はあっても、ソリストとしては大したことないのかと思っていた
ら、とんでもない誤解だった。普段はバンドのアンサンブルを考えて、抑えて
いるのね。
 ピーター・アースキンは上半身裸だし。お前は、カール・パーマー(*1)か。\(^O^)/
 ジャコ・パストリアスも最後は上半身裸。ジャコといえば、「Delores」
「Portrait Of Tracy」「Third Stone From The Sun」の3曲は、ジャコ一人
でやっていますが、これがすさまじい。ジャコのファンはおろか、ベース小僧
はみんな泣くでしょう。
 最後にジャコが、ベースを仰向けにステージに置いて、琴のように弾くんで
す。ハーモニクスを駆使して。
 そのとき、ペースにピンスポットが当たっているんですが、最後にハーモニ
クスの響きを残したまま、ジャコが闇に消えていきます。
 おれ、思わず、正座して拝みました。\(^O^)/

 映像を観て初めて気づいたこともあった。
 「Teen Town」はベースがテーマを取りますが、ジャコのベースにかぶせて
ある音は、エフェクタで出しているか、何かのマシンでシンクロしてシンセの
音をかぶせてあるのかと、漠然とそう思っていました。30年間。\(^O^)/
 このDVDを観ると、そうじゃないね。なんと、ザヴィヌルが手でシンセを弾
いて、ジャコとユニゾンやってるんですね。
 いやあ、長生きしてよかった。これであの世に行ったとき、「お前ら、知っ
てるか。「Teen Town」はな」などと説教垂れることができます。\(^O^)/

 福岡公演が大学時代にあって、聴きに行った気がする。
 九電記念体育館だったかな?
 メンバーは、この4人に、パーカッションの人がいたような記憶がある。

続きを読む


コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット