儒教、「義」による経営
2008-01-14


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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[URL]
また、ねとった
で書いたNHK BS1の「2500年儒教の旅」(正確には再放送)のこと。
 その前に、
[URL]
また、ねとった
を再読して気づいたことを簡単に。
「テレ朝地球危機2008なんて番組が、1/4にありますが、前からいってるよう
に、番組名からしてバカ」と書きましたが、タイトルとは違って番組内容はけ
っこうまともでしたね。タイトルからして、マスコミ、それもテレビがよくや
る、また、温暖化でホッキョクグマが絶滅しそうだからなんとかしようなどと
いう安いヒューマニズムに訴える番組内容を想像していたら、そんなことはな
くてよかったです。

 さて、儒教の番組のこと。制作は儒教の国である韓国のKBS。2007年の制作
です。
 見たのは第2回の「義」による経営のことなんですが、内容をまとめようと
思ったら、すでにちゃんとまとまっていたのでそれを紹介。

<シリーズ 2500年 儒教の旅>
[URL]
第1回 「仁」 愛の旅路
[URL]
第2回 「義」 狭いが 早き道
[URL]
第3回 「礼」 神秘の力
[URL]
最終回 「智」 世のための修養
をどうぞ。

 もっと詳しい説明は、
[URL]
BS世界のドキュメンタリー シリーズ 2500年 儒教の旅 (4回シリー
ズ)
第1回 「“仁”愛の旅路」 第2回 「“義”狭いが 早き道」
[URL]
BS世界のドキュメンタリー シリーズ 2500年 儒教の旅 (4回シリー
ズ)
第3回 「“礼”神秘の力」 最終回 「“智”世のための修養」
をどうぞ。

 第2回は簡単にいうと、儒教ではお金や儲けを考えるのはいけないとしてい
ると思っている人が多い。多くの日本人もそんな感じね。でもそれは誤解で、
孔子は、政治の役割は民を豊かにすることだとして、経済の重要性を唱えてい
たし、弟子の子貢は大商人だし、儲けることは奨励していたと。
 ただし、義をないがしろにして利益を貪ることはだめだと。それは社会をだ
めにすると。
 誠実さ、お客や社会との信義を重んじて、お客様にいい商品なりサービスを
提供すれば、自然と儲かるし、それはいいことなんだと。ときに自分の利益を
犠牲にして、義をもって社会の利益を考える、それがまた次の利益につながっ
ていくと。
 義を忘れた利益追求だけはやってはならないと。

 韓国で制作された番組ですが、韓国だけじゃなく、香港、台湾、中国、日本
でも取材し、義による経営で大成功している企業や経営者にインタビューして
いました。
 我々の業界と関係あるところでは、中国の連想集団、そうIBMからPC事業と
ThinkPadブランドを買ったレノボ(Lenovo)が出ていました。レノボは義による
経営で世界的なグローバル企業になったと。
 脱線するけど、レノボはIBMブランドからの移行が予想より順調なので、IBM
とは5年間ThinkPadブランドを使える約束だったけど前倒しでやめるかもしれ
ないんだってね。
 つーことは、そろそろThinkPadをまた買わないと、ThinkPadのロゴが付いた
ノートパソコンがなくなっちゃうかもね。もちろん、すでにLenovoロゴですが。

注:

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