カンブリア大爆発、進化論、神は妄想である、インターネット自然史博物館
2007-10-26


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 九大で、高木先生のバイオインフォマティクスの講義を聴いて、分子進化学、
進化の系統樹がちょろっと出たんですが、カンブリア大爆発が図に出ていて、
その辺、気になっているんです。だから、さっき、
[URL]
Re: 全国偽装食品うまいもの大会
で、イタドリが、カンブリア大爆発で生まれた鳥かと思ったと書いたけど、そ
ういう伏線があったわけですね。^^;

 その影響で、気になっている本が、
[URL]
サイモン・コンウェイ・モリス著, 松井孝典訳「カンブリア紀の怪物たち―進
化はなぜ大爆発したか シリーズ「生命の歴史」〈1〉 (講談社現代新書)」
[URL]
スティーヴン・ジェイ・グールド著, 渡辺政隆訳「ワンダフル・ライフ―バー
ジェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)」
[URL]
宮田隆著「分子進化学への招待―DNAに秘められた生物の歴史」

 で、グールドが出れば、
[URL]
キム・ステルレルニー著, 狩野秀之訳「ドーキンス VS グールド (ちくま学芸
文庫)」
になって、ドーキンスが出れば、いま、話題の、日経サイエンスでも週刊ダイ
ヤモンドにも紹介や書評があった
[URL]
リチャード・ドーキンス著, 垂水雄二訳「神は妄想である―宗教との決別」
も読まねばの娘という気分。
 「神は妄想である」は、進化論を教えてはならない州があるようなアメリカ
で流行っている、科学を装ったトンデモな「インテリジェント・デザイン(ID)」
に真っ向反論するもので、ドーキンスは命がけだけだと思います。
[URL]
日経サイエンス2007年9月号
の書評と、同誌2007年10月号の対談
[URL]
を読んで、そう思いました。
 一方でアメリカらしいのが、
[URL]
ボビー・ヘンダーソン著, 片岡夏実訳「反・進化論講座―空飛ぶスパゲッティ・
モンスターの福音書」
という本も出ていること。この本、「反・進化論講座」といいながら、実は、
IDの連中の理屈を使ってからかっている本のようです。
 関連本に出てくる
[URL]
ゆうむはじめ著「トリックの教科書―イカサマ超常現象を暴く!! 」
は、前身の「どこが超能力やねん」は読みました。
[URL]
ゆうむはじめ著「Mr.マリック 超魔術の嘘―トリックの全貌を公開!!」
も、昔、読みました。ビデオで検証しているんですけど、よく調べるなあと思って。
 と学会モノは、けっこう読んでいるつもりですが、
[URL]
山本弘著「超能力番組を10倍楽しむ本」
は、未読だ。なるほど、今年出たんだ。

 話を戻すと、カンブリア紀で一番有名な生物アノマロカリスのことを含め、生
命進化の歴史がよくわかるので、個人的にお勧めなのが、神奈川大学がやって
くれている

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