田原総一朗責任編集「オフレコ! Vol.4」
2007-07-24


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 1ヵ月ほど前に
[URL]
田原総一朗責任編集「オフレコ! Vol.4」
を買って読んで、非常に面白かった。
 買った理由は、特集がバッシングされた人々の「言い分」で、堀江貴文×佐
藤優「特捜は証拠がなくても逮捕して起訴する!」があったから。
 拘置所暮らしネタがだいぶあるかと思ったら、ほとんどない。^^;
 佐藤優は、
[URL]
手嶋龍一, 佐藤優著「インテリジェンス 武器なき戦争」
で、手嶋龍一から褒め殺しされたせいか、堀江君を褒め殺ししていますね。\(^O^)/
 「堀江さんがやれば、北方領土は3日で返ってくる」などといってて、ほん
まかいな。^^;
 ちなみに、手嶋龍一と佐藤優は、
[URL]
田原総一朗責任編集「オフレコ! Vol.3」
で対談していて、これが、「インテリジェンス」につながったんだね。Vol.4
の編集後記で、田原総一朗がくやしがっていた。

 竹中平蔵の話も面白かったけど、それより日朝交渉でバッシングされた田中
均の話はなかなか外交の奥深さがわかる話だった。もう全部忘れたけど。\(^O^)/

 もっと面白かったのが、猪瀬直樹の道路公団民営化の裏側の話。
 猪瀬直樹がいう通りなら、朝日も日経も全メディアがみんなだまされていて、
おれもだまされていた。情報省、だめじゃん。\(^O^)/
 9342キロをつくらないはずがつくるようになった、そして民営化の形態が上
下一体じゃなくなったから、猪瀬は道路族、公団に負け、民営化失敗という話
が席巻したが、これは、片桐幸雄に代表される道路公団の事務系権力が、国土
交通省のくびきから逃れ、高速道路を私物化し、毎年2兆円という莫大なキャ
ッシュフローを自分たちでジャブジャブ好き勝手に使える黄金の独立王国を作
るための情報操作であって、それに、朝日も日経も乗せられ、櫻井よし子や屋
山太郎がいいように利用されたという話になってます。
 24兆円投入することでいまも税金で毎年6000億返している、でも国民は痛み
を感じていない(たばこの税金も使っているが愛煙家も気づいてない人が大半
だろう)国鉄民営化と違って、税金は投入せずに借金返済、分割民営化、高速
料金は下げるのが要諦であり、それは最初から一貫していると。それを、距離
で評価するのは何もわかってないバカだし、高速道路を絶対建設するなという
のはアホな原理主義だと。

[URL]たばこ特別税

 毎年5000億円も利子補給として税金を投入していたのが、精査すると赤字ど
ころか毎年7000億円もの潤沢なキャッシュフローがある。さらに建設費を20兆
円から10.5兆円まで削ったと。なんだかんだで、民営化から半年後には、逆に
400億円近く納税するようになったし、値下げまでしているし、ファミリー企
業も管理費を3割カットしたし、いま統廃合を余儀なくされていると。
 以上のどこが失敗なの?というのが猪瀬直樹の説明。実際はもっと詳しい話
があるので、読んでみてください。

 でも、最近でも、道路公団ファミリー企業は焼け太りだという話も聞きます
よね。ほんとはどうなの? 猪瀬直樹のいう通りなんだろうか。どこか、ビジ
ネス誌が検証してくれないかな。「道路公団民営化の今」という特集で。定期
購読している週刊ダイヤモンドでやってくれると一番いいけど、週刊東洋経済
でも、週刊エコノミストでも、日経ビジネスでもいいです。月刊文藝春秋だと

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