ASAHIネット(
[URL]のjouwa/salonからホットコーナー(
[URL] )に転載したものから。
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この前、名前だけ紹介した
[URL]
バートランド・メイヤー著, 酒匂寛訳「オブジェクト指向入門 第2版 原則・
コンセプト」
を、翔泳社の古田島さんが送ってくださったのだが、今月連続していた納品が
やっと終わって、ようやく紐解いてみる時間ができました。
まず、包装を解いて出てきた本書をみて最初に思ったこと。
「ドカベンじゃん!」\(^O^)/
版型はB5くらいで、それでいて900ページくらいあるから厚みが、5cmもある!
これで、上下巻の上巻だもんね。\(^O^)/
内容は、前回書いた予想通り、無条件でお勧めできます。
前書きやらを読んで、失敗したなと思ったが、本書で使われている表記法、
早い話がプログラミング言語の構文は、下巻まで内緒扱いなのね。たぶん、あ
まり早く出して、オブジェクト指向プログラミング言語の本なんだと思われた
くなかったんでしょう。上巻である本書は、概念や原理原則の説明が主ですか
ら。
ま、バラしちゃったものは仕方ない。Eiffelです。\(^O^)/
[URL]
Eiffel Software
[URL]
Eiffel - Wikipedia
[URL]
Eiffel: 一歩進んだ入門
などを参照。
ただ、これらをみて、オブジェクト指向の概念や原理原則の理解をおろそか
にしないように。おろそかにしそうな人は、本書を読んでください。
原書初版は、1988年に出て、翻訳が出たのが1991年。原書第2版は、1997年
に出て翻訳が2006年末。
すごい時間が経ってるから、変化の激しいこの業界で、内容が古くて役に立
たないと思うかもしれないが、それは杞憂。むしろ、概念や原理原則をしっか
り書いてあるから、いまだに古びない。
逆にいうと、おれを含めて、原書初版や初版の翻訳を読んでオブジェクト指
向を理解した連中は、20年間、これで食ってきたともいえるわけ。
上巻だけで7200円+税だし、900ページもあるし、ソフトウェア開発やプロ
グラミングの初心者が読み込んで理解するにはお金と時間もかかるだろうけど、
たとえば、上下巻で15,000円と3ヵ月の時間がかかろうが、それでこれから2
0年といわなくても10年食えるんなら、非常に投資効率のいい話だと思うん
だけどね。
これでオブジェクト指向の基礎がきっちり身に付けば、メイヤー流オブジェ
クト指向以外の考え方も、たとえばRuby流やCLOS流のやり方も簡単に理解でき
るでしょう。
この前は、原書第2版
[URL]
Bertrand Meyer著「Object-Oriented Software Construction」
も紹介したけど、本書の著者であるメイヤー博士による日本語版向けの序を読
むと、原書第2版出版から10年も経っているので、訳者の酒匂さんとやりと
りするなどして、結果として本書は、原書第2版より進んだ内容も含まれてい
るそうです。
それがどこかは調べてないからわからないんですが、Eiffelの文法が10年
前とは拡張されたということらしいのは予想がつきます。
ということで、その辺、あまり気にならない人で、英語が苦にならず、下巻
が出るまで待てない人は、原書第2版もありと思います。
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