フードファディズム
2006-08-10


とヒャクヒロが食えるなら、おれ、食うと思うなあ。マッコウとかミンクのク
ジラはどうでもいい。食いたいのはシロナガスだけ。子供のころの大ごちそう
だもん。
 おれが聞いた話じゃ、アミノ酸飲料を飲めばやせられると勘違いした女が、
毎日3リットル飲み続けて3ヵ月で糖尿病になったとか、ほんとなら非常識に
もほどがあるよね。

 あるあるが納豆やったら、いま、スーパーから納豆消えたんだってね。しか
も、番組が推奨した大粒納豆がなくなって、効果が薄いといったひき割り納豆
売れ残りらしい。
 こうも簡単に情報操作で大衆操作ができると、テレビ屋、笑いがとまらんだ
ろう。バカがいっぱいひっかかるんだもん。
 週刊ダイヤモンドの食の特集も、いかに大衆がバカで、企業や市民団体やテ
レビ屋にいいようにおもちゃにされ、金を巻き上げられ、健康を害したり健康
不安に怯えるように仕向けられているのに、それでいて、これだけ食べれば健
康になれるというマジックフードを追い求め、その上、身勝手極まる消費者エ
ゴを撒き散らしているのが、よくわかる。
 「健康番組などで有名な”血液サラサラ”という概念は医学的には存在しな
い」なども書いてあるから、テレビのあんな血液サラサラなんて信じてる奴は
バカなのね。
 以前、血液ドロドロやサラサラの映像は、全然ドロドロやサラサラを示して
いないという
[URL]
まだ基礎的研究段階の検査です。将来の発展に期待! 血液サラサラ?血液ド
ロドロ?
を紹介したけど、結局、いまだにこの段階なんでしょう?

 そんなこんなの一方、日本の足元では食糧危機が迫っているんだよね。興味
のある方は、週刊ダイヤモンドを一読を。
 週刊エコノミストも今週号は、特集が、
「食卓から魚が消える −日本の食料が危ない− マグロ高騰の深層,BRI
Cs爆食で穀物需給は逼迫」
だし、週刊東洋経済も
「社員の健康に目覚めた124社 デキる社員ほど「メタボリック」くん」
という健康ものだし。どっちもまだ読んでないけど、なくなる前に買いに行こ
う。
 こういうところでも、バカとちゃんとやってる奴でどんどん格差がつくんじ
ゃないか。テレビの健康番組を鵜呑みにするバカとちゃんと情報を集めて自分
で判断する努力をしている奴で、格差はあって当然だよね。
 で、そうやって研鑽してても、事故や病気で急死することもあって、世の中、
不条理ですよね。だから、文学があるんだけど。

 魚が消える話は、外国で魚食ブームという以外に、ちょっと前の日経サイエ
ンスの論文で、怖い話があるんです。地球温暖化や環境保護というと、みんな
大気の二酸化炭素濃度を気にしてるけど、海の酸性化の話。盲点でしょ。
 あった、あった。
[URL]
日経サイエンス2006年6月号、S. C. ドニー「海洋酸性化の脅威」
ですね。冒頭だけだから、あとはバックナンバー頼むなり、図書館で読むなり
してください。おれには衝撃的だった。ほんとなら、人類があがいても、もう
手遅れだと思ったもん。

 自然を守れとか地球環境保護とか、思い上がりもいいとこ。地球や自然にと
って人類なんて、体についたほこり程度の鼻くそ以下の存在なんだから。人類
がどうなろうと関係なく地球や宇宙は自らの道を歩いているだけだもん。
 前も書いたけど、せめて、人類生存環境の維持といってほしいね。

 環境保護団体も、前述の市民団体みたいな手合いがいるね。食品と健康をめ
ぐる問題って、環境保護の話とよく似てる。
 おれのブログにも、コメントがついてて悲しい。なぜ悲しいかというと、あ
あいうのが、マイクル・クライトンが

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