プログラミング言語で考える「小泉改革とは何か」
2005-09-07


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 小泉改革の欺瞞は、プログラミング言語で考えると簡単。
 郵政民営化を、オブジェクト指向に置き換えれば、すぐわかる。
 小泉改革は、CからC++への進化。
 Cとの互換性を重視したため、その意味ではある種芸術的な設計だが、おか
げで非常に複雑。そもそもガベージコレクションがない時点で小泉同様骨抜き
改革なんだから、オブジェクト指向言語としては中途半端。結局大した生産性
向上はない。
 民主党はCからJavaへ。スクリプト言語でいえば、Rubyに行くこと。ここで
Perlに行くのは、だいぶ小泉改革。\(^O^)/
 だって何年経ってもPerl 6が出ないもんね。改革は進まない。
 ちんたらしてるから、Pugsのように、関数型言語HaskellでPerl6互換のもの
を勝手に作っちゃう頭のいい連中にあっさりやられてる。\(^O^)/

 Pugsは、今年の5月にRingのミーティングをASAHIネットでやったあと、銀
座4丁目の喫茶店でだべったときに、草野君から教えてもらった。
 最初聞いたとき、冗談プロジェクトかと思った。
 思わず「HaskellでPerlを書くなんて、ロケット工学でトラクタ作るみたい
な話だな」なんて言っちゃった。\(^O^)/
 で、Pugsのサイト
[URL]
に行ってみて驚いた。真面目なプロジェクト。Autrijus Tangは天才ですね。
台湾人だそうだが、世界のどこにでもすごい人はいるもんです。
 Haskellは、昨年のLL(Lightweight Language)の集まりで発表聞いて、関数
型言語といえばMLしか頭になったおれは、へえ、関数型言語もけっこう使える
ようなってるじゃんと思ってから、注目してます。
 Haskellについては、
[URL]
[URL]
[URL]
[URL]
[URL]
あたりをみてください。
 ML系だと、
[URL]
[URL]
あたりをみてください。
 そうそう、民主党、Javaに行かずにDに行ってもいいよな。
 プログラミング言語Dは、JavaやC#のいいとこどりの言語で、詳しくは
[URL]
[URL]
をどうぞ。
 本というかムックもあって、
[URL]
D言語パーフェクトガイド
がそれです。調べた範囲では、これ、現在、世界で唯一のプログラミング言語
Dの解説本のようです。買ってみましたが、DのソースとJavaなどのソースと対
比させながら言語機能を解説している本です。
 上記サイトに行ったとき、最初、Cの次はC++やC#じゃなくてDなのかなどと
軽い気持ちでいたら、作っているのが、 Walter Brightと知って、俄然興味が
出まくり。
 いまからもう20年ほど前、CP/Mや初期DOSのころ、彗星のごとくDatalight C
という高速コンパイラが登場したんです。これ、パソコン用コンパイラで初め
てグラフカラーリングによるレジスタ割り当ての最適化をやったコンパイラな
んです。すっげぇ、こんな奴がいるんだとびっくりしたんですが、これを書い
たのがWalter Brightさんだったんです。Zortech C++も使ったし。彼の会社
Digital Marsのサイト
[URL]

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