問題は財投債を継続するか否か
2005-08-28


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 週刊ダイヤモンド2005/09/03号、野口悠紀雄「「超」整理日記」は、「なん
で今頃郵政民営化?」を題して、小泉郵政改革がいかに的外れを鋭くえぐって
いる。
 大まかにまとめると(野口さん、こういうまとめであってますか?って聞い
ても返事があるはずもないが)、

 いま、郵政を民営化しなければならない理由は皆無。解散の理由になるほど
重要な問題とは到底考えられない。
 郵貯の資金は、大蔵省(現財務省)資金運用部によって非効率な政府機関に資
金として供給され、無駄遣いされてきた。第2の予算、サイフといわれたいわ
ゆる財政投融資。これは資金運用部へのルートが廃止されたことで形式上効率
化されたかにみえるが、実際は財投債という巧妙な仕組みで存続しており、ち
っとも効率化してない。
 だから、財投債を廃止しない限り、資金は官に回り、民には行かない。
 財投債の問題は郵政の経営形態とは関係ない。問題は、「郵貯を民営かする
か否か」ではなく、「財投債を継続するか否か」。問題は、日本郵政公社にあ
るのではなく、財務省にある。

というもの。詳しくは、同誌の当該記事を読んでください。詳しく書いてあり
ます。来週号もこのテーマのようです。

 これが小泉マジック。というか財務省マジックね。小泉が財務省と飯島秘書
官の操り人形だとは、よくいわれてきたこと。小泉は政敵は刺客・テロリスト
を送り込んで殺そうとするが、役人、とくに財務省の役人には殺すどころかい
いなり。サラリーマン狙い撃ち増税もそう。
 つまり、小泉である限り、財投債廃止なんてあり得ない。
 おれは単純に財投債を買う金が細っていけばいいくらいに思ってたけど、野
口氏の主張にのるなら、民主党の貯金限度額減額も改革としては生ぬるいね。
廃止だもんね。おれは考えが浅いね。

 廃止といえば、野口氏は、年金改革なんておかしくて、なぜ、年金廃止が議
論されないのかと以前の連載で書いていた。おれはわが意を得たりと思ったね。
おれも年金は廃止しないと、国がもたないと思うんだよね。そんな日本にした、
これまでの自民党の政治家と旧大蔵省の役人とか、全員、死刑だよ。\(^O^)/
 A級戦犯として靖国に祀ってやるから、安心して死ぬように。\(^O^)/
 最低限のセーフティネットは必要なんだろうけど、あと年金は原則廃止じゃ
ないかなと。民主党の1階部分は税でやって、2階部分は自分の収入に応じて
多く収めたら多くもらえるという構造はこれに近いの? つーか、2階部分は
勝手に各自で運用しろと思うけどね。そこをまた年金保険料として支払ってる
と、また社会保険庁のでたらめな無駄遣いと同じになると思うけどね。

 それから、竹中も小泉も、郵政改革がやれなくて、なんで他の改革がやれる
のかなどと、あたかも郵政改革が改革の入り口かのようにいう。堀江君も改革
なんてTシャツ着て、同じこと言ってるけど、お前ら、何を言ってるんだ。小
泉がヒステリックにわめいてきたことを、もう忘れたのか。
 解散する前まで小泉は、郵政が改革の本丸だと、絶叫し続けてきたんだよ。
本丸って、真ん中だよ。入り口じゃなくて。改革の入り口じゃなくて、改革の
仕上げという言い方だったんだよ。話のすり替えだろ。
 なぜ、新聞やテレビは指摘しない。飯島秘書官からの圧力が怖いのか。新聞
やテレビの談合組織、ギルドであり、他のジャーナリストを排除している記者
クラブで浮いてしまうのが怖いのか。
 道路公団はじめ小泉改革は全部内容的には失敗。小泉の言い訳は、これまで

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