弾さんへのコメント
2005-04-12


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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標題: 弾さんへのコメント
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 弾さんのブログ、
[URL]
へのコメント。
 本文の行数が多すぎるといって、書けないので。

 デーブは昔最初に登場したころは、ユダヤギャグなんかもいってたわけ。で
も、日本じゃ、全然ウケない。だから日本の風土とテレビのレベルに合わせて
ダジャレしかいわなくなったのね。彼も内心忸怩たるものがあると思うけど、
ああいうダジャレだけいえないデーブなら、中身はないし、公共の電波に存在
する価値なしというのが、おれの評価。
 彼は、日本人にいくらウケなくても、日本人がわからない笑いを言い続けて、
日本の笑いの幅を押し広げることによってのみ、存在価値があるだろうと思っ
てるのね。
 爆笑問題については、弾さん、何もわかってないね。
 偉そうにいわせてもらえれば、日本原論レベルは、電脳騒乱節なり、おれで
も暇なときに書いてきたようなレベルなんですよ。それで笑いのプロなのかっ
てこと。爆笑問題が何か笑いを革新しましたか。独自の世界を打ち立てました
か。
 漫才は落語と違って襲名がないから、落語以上に独自の世界を築かないと名
を残せないのよ。こぶ平が正蔵を襲名したことについて賛否両論あるだろうけ
ど、なんだかんだいって正蔵を襲名したわけだよね。いまの爆笑問題レベルじ
ゃ、名を残せないよってこと。
 別に名を残す必要もないといえばないんだけど、期待してないなら、こんな
こともいわないし、太田が談志の名前を出さないならこんなこともいわないだ
ろうしね。

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標題: 弾さんへのコメント、補足
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 「日本原論」をはじめ爆笑問題の書籍は、形式上、太田と田中のやりとりで
やってるから、漫才やったのを採録していると思っている人も多いかもしれな
いけど、あれは全編書いてますね。少なくともおれはそう思う。太田光が自分
で書いているか、あるいは放送作家や台本を書いている人が書いているかは知
らないけど、やっぱ書いているなと思うんですね。感覚的に。
 で、書いた作品としてみたら、売れたにせよ、笑いのレベルとしては、爆笑
問題の作品は大したレベルじゃないんです。偉そうにいえば、おれの電脳騒乱
節や電脳曼荼羅レベル。やってることは手に取るようにわかるから、なんでそ
んなレベルにいるの、爆笑問題と思うんだよね。
 笑いの文学作品って、すごくむずかしいんです。特に日本だと、小説なら筒
井康隆さんという巨人もいるし、かんべむさしさんもいるし、清水義範さんも
いるし、手練れはいろいろいますよね。
 それから、文芸の世界で、時事ネタで笑いを作るという面では、日本にはす
ごい強敵がいるんです。何かといえば、川柳なんです。これは俳句と同じく、
フォーマットの強さがすごいんです。だから笑いの瞬発力、鮮やかさ、爆発力
がすごいんです。伝統の力って、大したもんなんですよ。
 だから、日本原論とか、爆笑問題の書き物は、面白いは面白けど、すこし時
間のスパンを長く取ると、文芸としては、ちょっと出来のいい川柳、たとえば
サラリーマン川柳にもかなわないというのがおれの評価。

 ダ・カーポに浅草キッドが「バカーポ『懲りない人々』」という時事ネタで
やる連載をやってます。掛け合い形式ですけど、あれも書いてますよね。おそ
らく水道橋博士が。
 水道橋博士は、根は真面目だなと思うんです。心境がよくわかるの。なぜな
ら、おれも真面目だから。\(^O^)/
 あれ、真面目ゆえに説明しすぎなんです。おれも自分の経験があるから、す

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