ASAHIネット(
[URL] )のjouwa/salonから。
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笹川賢一さま。もうメールと献本を頂戴してから、1ヵ月も経ってしまい、申し訳ございません。
笹川さんは、税理士でありながら、次々とLispやPrologの処理系を作り、本を出すという荒技を繰り出してきた方。詳しくは、関連を読んでください。
その笹川さんが、また出した。\(^O^)/
[URL]
まったく初めての人のためのISLisp Kindle版
笹川賢一 (著)
今度は、全くの初心者向けのLisp本。
その内容は、なんと、我が国のLispの神様である竹内郁雄先生の名著、会話体が絶妙の
「初めての人のためのLISP」
を、真似た本。
以前も書いたが、日本のLisp本は会話調という伝統を作ったのは、Lispの神様の一人、竹内郁雄さんの本。
なんとなんと、この本、竹内先生にお伺いを立てて、直々に許可を得ての出版だそうです。
すごいのぉ。笹川さんの突破力。ほんと、おっとろしかこつばい、鮎原さん。
[URL]
初めての人のためのLISP[増補改訂版] 単行本 〓 2010/3/10
竹内 郁雄 (著)
[URL]
初めての人のためのLISP[増補改訂版] Kindle版
竹内郁雄 (著)
竹内本は、Common Lispを想定しているが、笹川本は、ISLispというもっとシンプルなLisp。
会話体のテンポのよさで読みやすい。
ということで、Lispという、いまだにプログラミング言語に大きな影響を与え続けている、そして、若い頃にその世界を知ると、思考の幅、奥行きが非常に広がること間違いなしの言語の、気軽に読める入門書です。
ぼくは、自然言語であれ、プログラミング言語であれ、「言語は思考を規定する」と思っている。
自分の人生を振り返ると、Lispを20歳くらいに知ったことは、技術者人生のみならず、人生そのものや世界、宇宙に対する考え方やとらえ方に、非常に大きな影響があった。
昔なら、FORTRAN, Pascal, Cといった命令型言語、手続き型言語しか知らなかった人、いまなら、Java, JavaScript, PHP, C#, Swiftといったオブジェクト指向言語(オブジェクト指向言語は、命令型言語、手続き型言語の拡張路線)しか知らない人は、一度は、LispやPrologをやったほうがいい。他の関数型言語でもいいけれど、Lispは、ある意味原始的で、好き放題やっていい言語仕様で自由度がめちゃくちゃ高いから、色々と楽しい。だから、いろんなアイデアがLispから生まれ、他の優れたアイデアもLispで実装されてきた。
笹川さんからのメールは、2017/08/03。その後のやり取りは、2017/08/04。
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中村様
お世話になります。
アマチュア計算機愛好家+税理士の笹川です。その節はありがとうございました。
また、Lispに関する本を書きました。竹内郁雄先生の「初めての人のためのLisp」
の形式で書いたLispの入門書です。二次創作につき竹内先生のご許可をいただきました。
自作のISLispを教材として利用しています。コンパイラも付加しましたので、
竹内関数 (tarai 12 6 0) を0.1秒程度で実行できるようになりました。
中学生〜大学生まで多くの方々にLispのことを知ってほしいと願っております。
epub形式の書籍データを添付ファイルにてお送りいたします。
ご笑納いただければ幸いです。
最近では、ダブルクリックするとすぐに読めるようになったみたいです。
[URL]
笹川 賢一
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笹川さま
いつもいつもありがとうございます。
今度は、竹内郁雄先生の許諾を受けて、こんな大技を繰り出すとは。
おそろしかこつばい、鮎原さん。\(^O^)/
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