将棋NHK杯、北島忠雄六段、会心の一撃。\(^O^)/
2011-06-01


ASAHIネット([URL] )のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 時間がないが、これだけは、いま書いておきたい。
 仕事も忙しくて、依頼原稿も、休みの日は昼寝までしているのに、どれだけ
寝ても森の小人が来てくれない(笑)大ピンチで、録画していながらなかなか観
られなかった、この前の日曜日に放送された将棋NHK杯。
 おれが大ファンの北島忠雄六段が屋敷伸之九段と対戦して快勝。\(^O^)/
 屋敷九段といえば、18歳での棋聖タイトル獲得という、いまだに破られてい
ない早熟の天才。その前年に羽生さんが19歳で竜王を獲得したとき、これは破
られない記録になったといわれたのを、あっさり破っちゃったのが、屋敷さん。
 その屋敷さん、39歳の今年になってやっと順位戦で初めてA級になったのと
いうのも、変といえば変。
 昨日の囲碁・将棋チャンネル「週刊!将棋ステーション」のゲストは、屋敷
九段で、「底力がなかったということ、競艇ばかりやりすぎて、対局前にまじ
めに対策を考えるとことをしてなかった。結婚を機に私生活がやっとまともな
人間らしくなって将棋もよくなった」などと語っていた。
 先週のゲストは、振り飛車に革命を起こした藤井システムの藤井猛九段。い
まは居飛車の藤井システムともいえる藤井流矢倉で注目されている。藤井九段
は、将棋を本格的に始めたのは中学だったかな。遅いんだよね。それであれだ
けのことをやってのけるトッププロになったんだから、すごい努力だね。今期
は屋敷九段と入れ替わる形で、A級から陥落したけれど、がんばってほしいで
す。
 さらに先々週のゲストが、北島忠雄六段。奨励会に何と15年も在籍し、プロ
としての四段に昇格したのが29歳。苦労人といわれる物静かな紳士だが、明る
さを失わず努力を続ける芯の強さが素晴らしい。トークでは、子供の頃のお茶
目な一面も友人から暴露されていた。^^;

 さて、NHK杯。
 格上の屋敷九段を相手に、秒に追われながらも、7五歩という乾坤一擲の一
撃を放ち、感想戦で、屋敷九段をして、この手には参りましたと言わしめ、終
盤の寄せも鮮やかに決めて、解説の中川大輔八段に、安全に勝つ順もあった実
に見事に寄せきった、北島さんの会心譜と賞賛されました。
 次は、関西の怪物、若手の雄。2年連続、羽生名人と決勝を戦い、惜しくも
準優勝になった糸谷哲郎五段。
 糸谷五段といえば、「プロの将棋は心底怖い。特にテレビ将棋という持ち時
間が短い将棋は怖い」と思わせる2局があった。詳しくは書いている時間がな
いが、前期NHK杯の丸山忠久九段との一戦と、今期の銀河戦での先崎学八段と
の一戦。前者には勝ち、後者には負けたが、どちらもプロの将棋は心底怖いと
思った。

 北島さん。糸谷戦でもがんばってください。
 この1局と、週刊将棋ステーションにご登場の回は、ブルーレイに焼いて保
存します。
 DVDから進化しました。\(^O^)/

[URL]
北島 忠雄(きたじま ただお) 六段
[URL]
屋敷 伸之(やしき のぶゆき) 九段
[URL]
藤井 猛(ふじい たけし) 九段
[URL]
中川 大輔(なかがわ だいすけ) 八段
[URL]
糸谷 哲郎(いとだに てつろう) 五段
[URL]
丸山 忠久(まるやま ただひさ) 九段

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