アメリカの年次改革要望書について
2005-09-04


ASAHIネット([URL]のjouwa/salonからホットコーナー([URL] )に転載したものから。
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 紙風船さんから。
--- ここから ---
  さてさて、標題の「年次改革要望書」ですが
 『拒否できない日本』<関岡 英之 著、文春新書刊>も大分前に図書館で借り
 てですが読みました。内容に仰天したものです。

  2週ほど前のフジの報道2001に出演した小林興起元衆議院議員が
 「誰だって郵政の改革は必要だと思っているよ。問題は中身。年次改革要
 望書でアメリカのいいなりになるのに反対して居るんだから…」というよう
 な発言をしていました。記憶で書いてますので、間違いが御座いましたらご
 容赦下さい。

  それと、時事通信社の週刊誌『世界週報 2005/08/30 号』にこの件、少し
 載ってました。(p.48 文教学院大学教授 菊池英博 氏の記事)

 記事の概要ですが…。

 綱渡り日本経済
 郵政公社民営化反対の真相は何か
 1) アメリカは94年以降毎年10月に、
  「日本政府への米国政府の年次改革要望書」を送付してくる。
 2) 95年の要望書に「郵政民営化」がある
 3) なぜアメリカが郵政民営化を要望するか? 背景にはアメリカの財政構造
  がある
 4) 郵政民営化で(日本に)アメリカの国債を買わせたい
 5) 明治維新以来こつこと貯めた庶民の貯蓄が、一気に海外に流出の可能性
 6) 「民営化がすべてよい」は一種の宗教である。民営化してよいものとす
  べきでないものの判断を、日本国民は一層冷静に考えるべきであろう。

  竹中大臣の『郵政民営化』<PHP研究所 刊> も読みましたがイマイチはっ
 きりしない。勿論「年次改革要望書」のことなんて一切書いてなかったと思
 います。亀井静香もこれは口にしてなかったな。したのは小林興起だけ。

  民主党でも社民党でも「年次改革要望書」に言及しているものは無さそう
 に見える。これはどうしたことでしょう?
--- ここまで ---

 紙風船さんのように、双方の主張を自分で読んで考える。
 忙しさを理由に、なかなかできないことですが、大事なことですよね。

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